模倣から生まれること
ようやく大まかなイメージ が固まり、イラストレーターで形にできたところである。
僕はもともと、デザインに興味がある。
先日も「MdNデザイナーズファイル2010」という様々なデザイナーの作品が収録された本を買ってしまった。2009年版も持っており、2010年版が出ないかなと楽しみにしていたら、見事に本屋に並んでいた。
街中にあふれる印刷物についつい目が行き、 電車に乗れば車内の広告を見まわす程である。
こんな行為が楽しくてたまらない。
自分でデザインをすることも好きで、自分で簡単なデザインをイラストレーターなどを使って仕上げることもある。
小学校の図画工作でた くさん表彰されたくらいで、デザインを学校で学んだこともなく、なぜか自然とデザインのスキルを身につけていった。
大学時代、サークルのチラシを作ったりして喜ばれたりもした。
そのスキルでwebサイトのデザインをしたりもする。
しかし残念ながら、僕はゼロからデザインを生み出せるほどの力はない。
なのでデザインをするとき、様々な作品のインプットが欠かせない。
い ろんなデザインを見ながら、自分のデザインを想い描く。
そして、実際に形にしていく。
時には、完全に真似てみたりもする。
(当 然、著作権などには注意している)
この真似るという姿勢こそ、上達の近道であるように感じる。
技や芸は見て盗めとはよく言う。 「盗む」と「真似る」は表裏一体だろう。
特に言葉にできない暗黙知の伝承には欠かせないスキルなんでしょうね。
つまり、ググれな い部分・・・
芸は盗むもの|学習する組織 Learning Organization
何故、芸は教えないのかについては、いくつか理由が あるでしょう。
まず第一に、教えようとしても、そもそも言葉では説明できないからだということがあるからかもしれません。いわゆる「暗黙知」の世界だからだというわけ です。
しかし、それだけではなく、学ぶ側が強く学びたいと願わなければ学習はおきないのだということを落語の師匠たちは経験として理解しているので、わざと意 地悪をしてまで弟子の「学ぶ心」を深めようとしているのかもしれません。
文章を書く能力もしかり。
表現力の低さに危機感を感じる僕としては、良い文章の表現はスクラップしてどんどん取り入れていきたいものである。そして、4月からは社会人。
生活やビジネスの あらゆる場面にある「真似る」という行為に注目したい。
積極的に盗みにいくぞ。