その歳にならないとわからないこと
最近、「その歳になればわかること」って多いなと感じる。
昔、中学生や高校生の時に先生など大人からの「アドバイス」や注意を理解でず、納得できないことはたくさんあった。テレビの野球中継に夢中になる親父に「結果なんかニュースで見ればいいやん」と散々煙たがったのに、いつのまにか野球中継を観ながら一喜一憂している自分がいたり。バラエティ番組に関心を持たず一緒に見ない親が不思議だったけど、大人になってからはテレビを見る時間を無駄に感じたり。
身の回りにこういうことはあるんではないだろうか。大学時代は、社会人になると結婚に関心が向かう心境が理解できなかったが、いざ社会人になったいま、その心境はなんとなく理解できる。
つまり、まったく想像を超えた事柄が、知識や経験が増えること・ライフスタイルが変わることで一気に身近な事柄に変化する。これが大人になる、成長するということだろうか。一方で、中学・高校の時に大人の言うことが理解できていればなっと悔やむ心もある。でもやはり、物事を理解するにはそれ相応の知識や経験が土台として必要ということだろう。
その歳にならないとわからないこと。それは悔しい存在のようで、実は人が成長を実感するスパイスかもしれない。