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閉じこもりな思考を加速する

 楽観的な思考の人にとってネットは最強のツールだろう。その反対の人にとってはどうなのか。

 インターネットで様々な情報に手軽にアクセスが可能になった。「新たな発見や知見、一級の評論などをは興奮するし、新たな世界を広げてくれる。人類は新たな武器を手にしたのだ。」(なんか翻訳記事みたいだけど)っとインターネットを肯定的に評価する声はこんな感じだろう。
 しかし、よく注意しなければならない。普段触れる情報は、どうしても自分に都合のよい意見や主張に偏ってしまいがちである。見る番組やアーティスト、雑誌、音楽など、娯楽や趣味の範囲であればふつうのことである。しかし、自分が多様な意見を求めていたときだったらどうだろうか。

 ネットによって手軽になった情報アクセスによって、内向きな思考を加速させる方向に働いたときにそのマイナスが非常に大きいと感じる。たとえば自分が、悲観的で消極的な思考に陥りがちだとしよう。人は総じて自分の意見への確信が欲しくてたまらない。(たぶん)。そこで人は、検索窓で自分の意見に近いキーワードを検索する。そうすると、自分と同じ考えを持っている人がたくさんいることを知り、安心する。そして、ますます自分の意見に「安住」していくのである。twitterなども自分の好みに近い人をフォローすれば、タイムラインは心地よい文章で埋まる。
 反対に、楽観的・楽天的な人にとっては、理想的なツールだろう。自らの楽天的な思考をさらに確信に変えまい進していくエネルギーとなる。当然、楽観が過ぎればマイナスの側面に作用するのだが、消極的な人がその殻に閉じこもる方向に作用した場合のほうがダメージは大きいのではないだろうか。

 こうして考えると様々な意見に触れるのは非常に難しい。「道具は使いよう」である。どうしても、ネガティブな思考に傾きがちな時に深くネットに頼ると世界が狭くなってしまう。世界を広くするはずのネットで、世界を狭めては元も子もない。用心せねば。