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50代の母が欲しいといったiPad

50歳を超えた母親がテレビの特集を見て「iPad、買ってきて。使えそう」っと言ってきた。これにはびっくりした。携帯電話でメールを送信したりできるが、パソコンとはほど遠かった母からこんな言葉を聞くとは思わなかった。
 iPadはプチ革命だ。いままでインターネットに興味があっても、マウスやキーボードという高い壁に阻まれていた世代に、ネットへの扉を見事に開いた。人々をマウスやキーボード、細かな文字から解放したのである。きっと、ネットが使いたくてうずうずしていた世代は多いはずである。あのタッチパネルの直感的な操作感が抵抗感を消し去ったのだろう。

 僕も触ってみて、その快適さには感動した。やや重いが、それはそのうち改善されるだろう。電子書籍の普及はもう少し時間がかかるだろうが、まず雑誌や新聞など読めば捨てるタイプのものから電子書籍が浸透するような予感がした。

 いままでの情報端末の登場のたびに一番に食いつくのは若者だが、今回はちょっと様子が違うのかもしれない。さっそく、母を連れてビックカメラへ行った。そこには、試用機に触れる幅広い世代の人がいた。そして実に楽しそうに、しかもスムーズに操っている。これこそがiPadのすごさ、革命なのだろう。Padに踊らされる消費者だと冷笑する人がいるかもしれない。別にかまわない。でも数年後には普通の存在となり、様々な製品が登場しているのではないか。iPhoneの登場の時だって懐疑的な意見が多かったが、いまどうだろうか。

 そして今回、母はiPadをテレビの情報番組で知った。特に関西の午後の情報番組の影響力は大きい。ここでわかるのは、母親の世代以上にとってテレビの影響力はいまだに絶大であるということである。母親の世代が接する最大のメディアは、いまだにテレビなのだ。しかし、今後このような装置が登場することで新たな層がネットに加われば、メディアも多様化していくのだろう。今回のiPadの登場はエポックだ。