facebookで人に会う
facebookを通じて知り合った外国人にマクドナルドで会ってきた。
(ザッカー・バーグに会ったんじゃないよ。)
先日、見知らぬフィリピン人男性からメッセージが届いた。出稼ぎで来日したばかりで、日本語は話せないらしい。日本語を教えてくれる人を求めて、近所に住んでいる僕を見つけたようだ。ただ、この時は怪しくて身構えてしまった。大学生の頃、キャンパスを夜に1人で歩いていると、日本人や韓国人から宗教の勧誘をよくうけたからなっと思いつつ。
それでも、彼と実際に会うことになったのは、facebookが「リアルな人間関係に基づいた友人関係が可視化されている」ことが大きい。友達リストを見てその友達のページに飛べば、だいたいその人のことはわかる。年齢も学歴も、写真も、過去の発言もフォローしていけば、初対面で得るような情報が一気に事前に得られる。
彼のfacebookページを見ると、家族と一緒の写真、日本に来日する様子、近所の松屋でご飯を食べる様子などが写っていた。ウォールにはフィリピンにいる友人に近況を伝える内容だった(タガログ語なので推測だけど)
ということで、どーせ休日で暇だったので近所のマクドナルドで会ってみた。ファッショナブルなフィリピン人。英語ペラペラで、僕は英語を思い出すので精いっぱいだった。非常に楽しい時間だった。
巷では、フィリピン人の学生とskypeで話す英会話学校が人気だけど、facebookのおかげでタダで英会話学校。相手に日本語も教えてあげるから一挙両得。ちょうど英語を改めてブラッシュアップしたいと思っていたので願ったりかなったりである。
日本でも確実に普及しつつあるfacebook。もうキャズムを超えたんじゃないだろうか。僕の周りでも友達リクエストが頻繁に来るようになった。マスコミや映画「ソーシャルネットワーク」の公開のおかげだろうかな。
見ず知らずの土地に言葉もわからずにやってきたよそ者が、その土地の人と出会う。今回のストーリーを生んだfacebookは、「ガスや水道と同じ公益事業です」っと言ったザッカーバークの言葉は嘘ではない。そう確信した。
仮に世界中の人が利用者になったらどうなるのだろう。まずは楽観の目でfacebookと付き合っていこう。そして世界は確実に結びつきを深めているという事実をこんな田舎でも感じる時代だ。