「度量」と「器量」のバランス
言葉の定義を先にしておくと、「器量」とは個人がものごとを行う実行能力や技術力というところだろうか。「度量」はどれだけ他人を受け入れられ、また許すことができるかという心の余裕度というイメージだろうか。この定義に関してはもっと理解を深めたい。
「度量」が大きいだけでは、実際の能力が追い付かず頼りない感じにだるだろうし、能力が高くても、他人との関係性のなかで相手を思いやれなければ、能力への評価もおぼつかない。両方が同じくらいに備わっていることが肝心なのである。
仕事においても、1人で出来る仕事は限られている。世の中の大半の仕事は、様々な人の手を介して成されていく。まずは自分の役割を正確に行う。人間だからミスもする。もしも、周りのだれかがミスをしたらカバーする。カバーしてもらったら今度は、どこかで恩返しする。カバーをするには「器量」も「度量」も大切である。そんな関係のなかで仕事ができたら気持ちいいなと思う。
「器量」も「度量」もバランスである。